ボーナスポイント制度の大幅リニューアルと優良ポイントサイトとの提携終了により、
ANA JCBカードの多くの魅力が失われてしまいました。
しかしながら、まだまだ
ANAマイレージを貯める上では最も有効なカードである事には変わりません。
特に、移行手数料の安さや、JCBプラザによる海外旅行のサポート、ボーナスポイントがANAマイルに直接交換可能なことなどは、これからマイレージを貯めて行こうという方には、非常にとっつきやすいカードなのではないでしょうか。
そこで、以前記載した
[第三版]ANA JCBカード情報を、新制度対応版としてまとめなおしたいと思います。
メリットだけではなく、デメリットも記載致しますので、ANAマイレージクラブカードからANAカードへの変更をお考えの方や、これからANAカードを取得して、陸マイラーデビューをお考えの方もぜひご確認ください。
では、早速
ANA JCBカードのお得情報について、詳細な説明に移りたいと思います。
ANA JCBカードの魅力とは…
ANAマイレージを本気で貯めたい場合、ANAカードを入手する必要があります。
ANAダイナースカードを除けば、
ANA JCBカード、ANA VISA/Masterカードのどちらかを選択する事になるのですが、わずかながら単体還元率が高く、一般カードを利用した場合のANAマイレージへの移行手数料が大幅に安い
ANA JCBカードは最適な1枚になる可能性が高いといえます。
ANA JCBカードの維持費は?
ANA JCBカードを利用するには、年会費及び、ANAマイレージヘの移行手数料が必要です。
移行手数料に関しては、後述する「5マイルコース」を選ぶことで無料にすることも可能ですが、あまり有効な選択肢ではないためお勧めしません。
もし、10マイルコースの維持費に見合わない利用しかしないのであれば、
漢方スタイルクラブカード
や
楽天カードなど、維持費の安いクレジットカードを持つことをオススメします。(参考:
陸マイラーの持つべきクレジットカードについて考えてみたよ)
ANA JCBカードの維持費カード種別 | 年会費 | 移行手数料 |
---|
本会員 | 家族会員 |
---|
ANA JCBカード(一般カード) | 2,100円 | 1,050円 | 2,100円 |
ANA JCBワイドカード | 8,662円 | 1,575円 | 2,100円 |
ANA JCBワイドゴールドカード | 15,750円 | 4,200円 | 無料 |
なお、移行手数料は移行を行わない年度は払う必要がありませんので、まとめてマイレージヘの移行を行なうようにすれば、多少出費を抑えることが出来ます。
また、一般カードの場合、
初年度年会費が無料となっていますので、無料期間を利用して、維持費に見合うだけの
ANAマイレージが取得できるのか、確認されてみてもよいかもしれませんね。
なお、
ANA VISA/Masterカードの場合、一般カードのANAマイレージ移行手数料は6,300円/年です。
ANAカードとしての特典
ANA JCBカードを取得した場合、ANAカード共通の特典として、入会及び継続時に1,000マイル、フライト時に区間基本マイレージ+10%のボーナスマイルが受け取れます。また、海外旅行傷害保険と国内航空傷害保険として最高1,000万円の保険が自動付帯されます。
ANA JCBワイドカードと
ANA JCBワイドゴールドカードの場合は、入会及び継続マイルが2,000マイル、フライトボーナスが+25%となります。さらに、保険の額も5,000~1億と増額され、空港内でのサービスも良くなりますので、出張などで飛行機を多く利用される方は、年会費を多く払うだけの価値はあるはずです。
OkiDokiポイント(オキドキ ポイント)について
ANA JCBカードでは、ショッピングでの利用により、
OkiDokiポイント(オキドキ ポイント)というJCBカード共通のポイントが貯まります。
通常、1,000円の利用につき1ポイントが付与されますが、後述する「
JCB STAR MEMBERS制度」により、20%~50%のボーナスポイントが付与されます。
貯まったポイントは、以下のルールに従ってANAマイレージに移行する事が可能です。
| 通常ポイント | ボーナスポイント |
---|
| 5マイルコース | 10マイルコース |
---|
一般/ワイド | 1ポイント=5マイル | 1ポイント=10マイル | 1ポイント=3マイル |
---|
ワイドゴールド | 1ポイント=10マイル |
---|
JCB STAR MEMBERSでさらにお得!
ANA JCBカードには、
JCB STAR MEMBERSというボーナス制度があり、前年の利用実績に応じて20~50%のボーナスポイントが加算されます。(ワイドゴールドの場合、最大で60%加算)※JCB STAR MEMBERS 2010の場合
年間利用金額 | メンバーランク | ボーナスアップ率 |
---|
50万以上 | スターβ | 20%UP |
100万以上 | スターα | 50%UP |
300万以上/要ワイドゴールド | ロイヤルα | 60%UP |
年間利用額が基準値を満たせば、翌年は自動的にボーナスポイントが付与されます。
面倒な手続きはありませんので、ずぼらなもん太郎にはうれしい制度ですが、ボーナスポイントの移行レートは、前述の通り
100円=3マイルとなりますので、スターβで100円=1.06マイル、スターαで100円=1.15マイル、ロイヤルスターαで100円=1.18マイルと、ボーナスというよりお小遣いレベルですね(つД`;)
それでも
ANA VISA/Masterカードよりはまし(一般最大1.075マイル、ゴールド最大1.15マイル)ですので、納得するしかなさそうです。
※2010年度版JCB STAR MEMBERSの詳細については、関連記事(記事の最後にリンクを追加しています。)をご確認下さい。JCBトラベル Oki DokiトクトクサービスでOkiDokiポイント最大6倍
ANA JCBワイドゴールドカードを所有している場合、
JCBトラベル Oki Dokiトクトクサービスを利用できます。
JCBトラベルデスクに電話し、対象パッケージツアーを申し込み
ANA JCBワイドゴールドカードで支払うことで、最大で6倍ものOkiDokiポイントを取得できます。
ちなみにゴールドカードの場合、最大10倍になりますので、ツアーを利用するためだけであれば、プロパーの
JCBゴールドカードを取得した方が良いと思います。
OkiDokiランドで賢くオンラインショッピング
ANA JCBカードユーザは、JCBカードユーザ向けのオンラインショッピングモール「
OkiDokiランド」を利用することができます。
OkiDokiランド経由で加盟店を利用することで、
通常の2倍から14倍のOki Dokiポイントを取得できます。
加盟店には「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」などの超メジャー所から、「ショップチャンネル」「トイザらス」など、人によってはかなり利用頻度の高いショップまで、371ものショップが参加していますので、非常に使い勝手の良いサイトとなっています。(2009年1月28日現在)
国民年金でもANAマイレージ
近年は、国民年金の支払いにもクレジットカードが利用できますが、支払いにポイントを付けるかどうかはカード発行会社により異なります。
ANAカードを発行しているJCB、三井住友VISAカード、ダイナースカードのうち、
国民年金の支払いにポイントを付与してくれるのはJCBだけ(=
ANA JCBカードだけ)ですので、自営業の方には大きなメリットとなるのではないでしょうか?
ANA JCBカードの弱点は?
良い点ばかりを並べてきましたが、
ANA JCBカードにも全く弱点がないわけではありません。
主な弱点としては…
1) Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAチャージはポイント対象外。
2) 上記はJCB STAR MEMBERSの集計にも加算されない。
3) 海外で使えないところが意外と多い。
4) 初年度はJCB STAR MEMBERSのボーナスポイントが無い。
Edyチャージと海外で利用できる国際ブランドについては、別のカードでフォローすることが可能です。どちらの要件も満たしている、
ライフカード
(LIFEカード)や
Sony Card
を持つことで弱点を補うことが出来ます。
また、ANAマイレージにこだわらなければ、
K-Powerカードが還元率が高くお勧めです。
ただし、初年度のボーナスポイントが無いという件については、如何ともしがたいところです。1年目は辛抱して利用してください!としかいえないですね。(⌒~⌒;
ANA JCBカードについての情報はここまで。
それでは、また(=^∇^)ノ”
■初年度年会費無料!陸マイラーデビューはANA JCBカードから!関連記事:
JCB STAR MEMBERS 2010の詳細発表!関連記事:
[第三版]ライフカード情報